
『捻挫の痛みが消えない』、『病院に行っても湿布を渡されたりマッサージをすすめられるだけで一向に改善しない』、そんな体験をしたことはありませんか?
これは、捻挫の痛みが引かないまま仕事や日常生活にも影響が出ていたNさん、非常に強い捻挫の痛みに苦しんでいたFさんが、痛みをアッ!という間に改善して日々の生活を取り戻した体験談です。
先日、50代女性のNさんが来院されました。見ると、床に足を付けないような状態で足を引きずりながら歩いています。
どうしました?と尋ねると、自宅の階段を7,8段すべり落ちたとの事です。その時捻挫のような強い痛みを感じたのですぐさま病院へ行きレントゲンを撮ったのですが、骨折はないとのことで特別な処置はなく、湿布を渡され貼っておくように言われたそうです。
それから湿布を貼っていたようなのですが、1週間経っても痛みが引く様子は全くなく、仕事ができないどころか、歩いたり入浴したりすることも難しく、夜は布団が足に触れただけで痛み、ゆっくり寝ることもできない日が続いているということでした。
病院でどのような診断をされたかを聞くと、安静にしていれば3週間程度で痛みは引くだろうとのことだったようです。しかし痛みが思った以上に強いため3週間後に普通に歩けるようになるのか不安に思っていたところ、知人から当院を紹介され来院されました。
痛む部位を聞いたところ思ったよりもかなり広範囲に痛みが広がっているようでしたので、実際に本人が痛みを感じる部分を確かめながらの処置を行いました。
まず最初に、足を床に付けると足の甲の外側に痛みが来るということでしたのでその部分の処置を重点的に行いました。その結果、床に足を付けても捻挫の痛みがそれほどでもなくなったようですが、まだ別の部分に張りや違和感があるというので、それらの部位全てに処置を施した結果が上記写真です。
病院でレントゲンを撮った際に骨折していないと診断をされたという事は、やはり筋肉の損傷しか考えられません。筋肉の損傷はレントゲンに写らないので、病院では分らないという典型的な事例です。
処置を施した状態を見て、Nさんは
「こんなに広範囲に痛みがあったとは…!自分でも気づきませんでした。これは湿布を貼っただけでは良くなるわけないですね…。」
と言っておりました。
こちらはさらに酷い捻挫の事例です。農業をしている60代男性Fさんが、知人から当院を紹介されて来院されました。
田植えをしていた際に、トラクターから道路へポンと飛び降りた時、足をグキッとひねってしまったとのことです。痛みが強くて足を床に着くことができず、足を引きずるようにして歩いていました。このままだと仕事ができないため早めにこの痛みをなんとかしたいということで、早速処置を行うことにしました。
特に膝の部分の痛みが強いという事で上記写真左のように湿布を貼っていたのですが、ほとんど効果を感じられないとのことでした。
そこで、まずは膝周辺から本人が痛むという部分を確認しながら処置を行いました。(上記写真右)
処置を施すたびに歩いてもらい痛みの状態を確認しながら繰り返し処置を行っていった状態が上記写真となります。結果としてかなりの広範囲に痛みがあることがわかりました。これでは歩くこともままならないのも理解できます。
これは捻挫だけでなく全ての痛みに共通することですが、患部は本人が感じている部分だけでない場合が多いです。
脳は一番痛みが強い部分に意識を集中させてしまうため、実際は筋肉の損傷が広い範囲で起こっていても、一箇所の痛みしか分らないという場合があります。
一番強い痛みを取り除くと、今度は二番目に痛みの強い部分が分ってきて、三番目、四番目…という風に対処していきます。そうやって実際に痛んでいる部分がどんどん分ってくる訳です。
整形外科に行くと、検査も治療も全て「骨」に起こっている問題を解決しようとするのでレントゲンだけでは痛みの根本を突き止めることは難しく、ましてやこのような広い範囲で筋肉が痛んでいる状態は全く検知できないというのが現状です。
最初の処置によりで「アッ!足が床に付けられます!」「力が入ります!」と喜んでくれたFさん。来た時のように足を引きずるようなこともなく帰られました。
2日後、「まだ完全な状態ではない」ということでしたので再度損傷部分を確認しながらの処置。痛みの強さや、痛みが広範囲に広がっていることを考えるとあと数回の処置が必要かと思われましたが、結果として2回の処置で改善したということで、しっかり歩けるようになり仕事も前と同じくできるようになっていました。
ケース1:こんなに痛い捻挫なのに病院では湿布を渡されただけ…Nさんの苦しみと不安

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Nさんは帰りの際、来院時ほど足を引きずるようなことはなく歩けるようにはなりましたが、完全な状態ではなかったためその後処置を2回行いました。結果、仕事や日常生活にも支障なく動けるようになりました。 たかが捻挫…と思うかもしれませんが、捻挫はしっかりと治さないと後で後遺症が出る場合が多く、そうなってからでは治療が余計に大変になります。 しかし病院で捻挫を治そうとしてもレントゲンでは筋肉の損傷状態が分らない為、中途半端な処置で終わるケースが少なくありません。もちろん痛みの状態にもよりますが、捻挫の痛みは簡単な対処法では安心できないため、正しい処置を行うようにしましょう。捻挫やその他の部位の痛みが消えない場合の解決方法はコチラです。
ケース2:捻挫の痛みが強く、仕事ができない!Fさんの悲痛

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