肩甲骨と背骨の間が痛い場合の原因
背中の痛い部分を確認すると下の写真のような状態になっています。
《背中の痛い部分を確認しながら、痛い所にパッチを貼った状態》
上の写真と背中の筋肉の状態を比較すると、痛みの原因は背骨と肩甲骨の間にある「菱形筋」に起きている事が分ります。この場合、背骨と「菱形筋」の接続部分も痛んでいる事が多くなります。
肩甲骨の間が痛いと感じる人はこんな人
1、肩甲骨の間が痛い人は姿勢が悪い
先ほどの女性のように長時間のデスクワークで知らないうちに猫背になっていて長年の筋肉への疲労が原因で肩甲骨の間の筋肉への負担がジワリジワリと溜まり、ある日を境に限界になると痛みとして現れます。 他にも肩甲骨の間が痛い人は頬杖をつく癖があったり、腕を組む癖がある人が多い傾向があります。このような癖がある人は要注意です。2、肩甲骨の間が痛い人は運動不足
これは肩甲骨の間が痛い人に限った話ではないですが肩甲骨と背中の間にある菱形筋は意識して動かさないとあまり使うことのない筋肉です。 普段から運動をしている人であれば運動前にストレッチを行うので肩周りの筋肉をほぐすストレッチで菱形筋を動かしているのですが、運動不足の人は基本的に肩周りの筋肉を動かすような機会が少ないので結果、筋肉がこり固まり肩甲骨の間が痛いという原因になります。背中が痛いと悩んでいた女性
写真の女性のように「背中が痛い」「肩甲骨と背中の間が痛い」と診察に訪れる人はひと昔前に比べると多くなっているように感じます。
背中が痛くなる原因は患者さんによって違いますが傾向として事務仕事、長時間パソコンで作業されている方、スマートフォンを長時間連続して使用している方に「背中が痛い」「肩甲骨の間が痛い」と悩んでいる方が多いです。
これは目線の高さより下のものを長時間見ることで首が前傾してしまい首を支える背中の筋肉が前に引っ張られて疲労がたまること。気づかないうちに猫背になり、胸が閉じてしまい背中にある筋肉が引っ張られ伸びきった状態になっていることなどが原因にあげられます。
こちらの女性は肩甲骨の間が痛いと感じて何件か整体や接骨院で見てもらったらしいのですが、施術を受けて2、3日は調子がいいと感じても、4、5日もするとまた肩甲骨の間が痛み出して何度も繰り返す肩甲骨の間の痛みに悩まされていました。
そこで痛みの状況を聞いた後に痛みを感じるところを確認しながらなパッチを貼っていったところ菱形筋に痛みがあることがわかったのです。
何件も整体や接骨院に行って施術を受けたり教わったストレッチをしても思うように痛みが取れなかったと悩んでいた女性でしたが、痛みを感じるところを中心にヒヤリングしながらパッチを貼った後からは「あれほど肩甲骨の間が痛いと悩まされていたのが嘘のようです」と言って頂き、繰り返す肩甲骨の間が痛いという悩みから解放されたと喜んでいただけました。