膝が痛くて歩けない場合の原因
「膝が痛くて歩けない」場合の多くは、下写真のように歩く時に力のかかる筋肉(足を前に振り出す筋肉)が痛んでいる状態です。
《膝が痛くて歩けない方の痛んでいる部分を確認した状態》
ほとんどの場合「内側広筋」「外側広筋」と言った、膝から太腿に伸びている筋肉が痛んでいます。押圧すると筋肉が硬くなって痛んでいるのがよくわかります。
膝が痛くて歩けない場合の解決方法はコチラです。
膝が痛くて歩けない人が筋肉を痛めている原因は変形性膝関節症
なぜ「膝が痛くて歩けない。」という人は太ももの外側や内側の筋肉を痛めているのか?その原因は人によって様々考えられますが、最も多い原因が【変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)】です。
変形性膝関節症とは?
変形性膝関節症とはその症状名の通り膝の骨が変形する病気なのですが、目で見てわかるほど骨が変形していなくても変形性膝関節症になっている可能性はあります。この病気は膝の軟骨が使いすぎ、加齢、外傷によってすり減ることによって発症します。
初期症状としては、「立ち上がるとき」「階段の上り下り」「歩くとき」などの動き始めに膝に痛みや違和感を感じます。初期段階は動いていると痛みは消えていくので、歳のせいだと放置してしまう人が多いので、症状が悪化してからようやく病院にいく人も多いです。
40代をすぎたあたりから膝の痛みを慢性的に感じるようであれば、早めに整形外科で骨に異常がないか診てもらうことをおすすめします。仕事や家事で忙しいからと膝の痛みを放置してしまうと最悪の場合、手術が必要になります。
手術となると動きにも制限がかかりますし何より、通院やリハビリといった面倒が増えます。もちろん通院費や治療費もかかります。それに、膝の痛みは手術したからよくなるというわけではなく、これまで以上に膝への配慮と日常的なトレーニングが必要になります。忙しいのにさらに面倒が増えるのを防ぐためにも、膝の痛みを感じたら早めに整形外科で診てもらいましょう。
変形性膝関節症で太ももの筋肉が痛む原因
加齢や膝の使いすぎで膝の軟骨がすり減っていくと、すり減ったところばかりに体重がかかってしまいます。そのため、膝を支えている膝周りの筋肉が一箇所に体重がかからないようにと、膝周りの筋肉が過剰に働きます。
膝の周りは太もも・股関節・スネを動かす筋肉が密接しているので、膝周りの筋肉のバランスが崩れてしまうと、これらの筋肉にも過剰に負荷がかかり、それぞれの筋肉量を超えた箇所が炎症を起こして痛みを感じるようになります。
特にO脚の方は足を閉じた時に外側にアーチを描くように曲がっているので、太ももの外側の筋肉は伸びて内側の筋肉は縮んでいる状態になります。20代〜30代のうちは筋肉があるので痛みを感じにくいですが、歳を重ねるごとに筋肉量が落ちていき、筋肉が負荷に耐えれなくなり痛みを感じるようになるので要注意です。
膝が痛くて歩けない時の改善方法
膝が痛くて歩けない原因は、軟骨がすり減ることで起きる変形性膝関節症であることがほとんどですが、膝の動きに関係のある筋肉を鍛えることで痛みを和らげることが可能です!
正しい姿勢で歩くことで膝周りの筋肉は鍛えられるのですが、膝が痛くて歩けない方はどうしても外出の機会が減ると思います。膝が痛むからと言って運動やウォーキングを控ええしまうと、かえって膝の痛みを悪化さてしまうことなります。
と言っても、膝が痛くて歩けないときは無理に歩くのはよくないです。なので、動かなくてもできる簡単な運動で膝周りの筋肉をつけていきましょう。こちらで、膝が痛くて歩けない時でもできる簡単な運動を2つご紹介するので、ぜひ今日から取り組んでみてください。
膝が痛くて歩けない時に行うと効果的な運動その①
1、ベットやフローリングの上で膝の下に枕やタオルを置いた状態で仰向けになって寝ます。この時、少し高さが出るくらいにタオルや枕を重ねてください。
2、置いたタオルや枕を床に『ギューっ』と押し付けるようにして、そのまま5秒〜10秒キープします。その後、力を抜きいてリラックスします。
3、これを左右5回〜10回、自分の膝の痛みの様子をみながら無理のない範囲で行います。
これを行うことで歩く時に足を前に出す太ももの筋肉を鍛えることができるので、膝が痛くて歩けない時は、この運動で筋肉が落ちないよう太ももの筋肉を鍛えてあげましょう。
膝が痛くて歩けない時に行うと効果的な運動その②
先ほどは太もも前面の筋肉を鍛える運動でしたが、こちらではO脚の予防・改善。また、膝が痛くて歩けない人に多い太もも外側の筋肉を鍛えていきます。こちらも簡単で手軽に行えるので、ぜひ先ほどの運動と合わせて行ってください。
1、ベットやフローリングの上など体に負担があまりかからないところで、横向きになって寝ます。
2、横向きで寝たまま、片方の足を20センチほど上にあげて5秒キープしてゆっくりと下ろします。
3、これを左右5回〜10回、ご自分の調子に合わせて行います。決して無理はしないでください。
膝が痛くて歩けない時の対処法まとめ
これらの運動は決して無理せず、必ず自分の膝の痛みの様子をみながら行ってください。筋肉は毎日使っていれば自然とついてくるので、焦らず無理のない範囲で継続することが大事です。 こういった簡単な運動をすることで膝が痛くて歩けない原因の1つである、太ももの筋肉を鍛えることはできます。
それでも、「太ももを鍛える運動や、整体、整形外科に通ってもよくならない。」という方は 下の青文字になっている【膝が痛くて歩けない場合の改善方法はコチラです。】というところ押して、当院で同じように「膝が痛くて歩けない。」という悩みの患者さまの悩みをその場で改善させた方法も参考にしてみてください。
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