
『太ももやふくらはぎの痛みが治らない』、『整形外科で診てもらってもレントゲンを撮って異常なしと診断されて終わり』、そんな体験をしたことはありませんか?
これは、なんとかして両足の太ももとふくらはぎの痛みを治したかったKくんが、痛みをアッ!という間に改善した体験談です。
先日、普段から当院に通ってくださっている男性の息子さん、高校3年生のK君が来院しました。
K君は陸上部に入っていて、全国レベルの強豪校で部活に励んでおり、800mではインターハイへの出場も確実視されていた有望な選手でした。
ある時駅伝の大会で重要なエース区間を任され、自分がチームを優勝に導きたいと思いいつもより頑張ったところ、大会後から足、特に太ももとふくらはぎが痛くて全く走ることができなくなってしまい、練習に参加することも不可能な状態になってしまったとのことでした。
そこで、部活内でも有名なスポーツドクターの整形外科に行ってみたようですが、特に異常はないということで湿布を渡され貼っておくように言われたようです。
それからは言われた通り湿布を貼って安静にし、自分でマッサージやツボを押したりしていたのですが結果として状況が改善される兆しはなく、インターハイは県予選にすら参加することができなくなってしまいました。
しかし次にある高校駅伝の県予選は優勝できる可能性もあるので何としても参加したく、是非とも診てほしいということでした。
早速、両足の太ももとふくらはぎの痛む部位を確認しながら処置を施していったところ、思った以上に広範囲に痛みが広がっているということがわかりました。
上の写真は処置中の足の前側と後ろ側ですが、大腿直筋、大腿二頭筋、外側広筋、内側広筋など身体を支えるほとんどの筋肉が痛んでいました。
これらの痛みは全て筋肉の損傷から来るものであり、これだけ筋肉が痛んだ状況でも、筋肉はレントゲンに写らないので整形外科では全く分らないということが多いです。
今回のKくんの両足の太ももとふくらはぎの痛みの原因は、走り方によるものや筋肉を過剰に使いすぎた疲労から来るものが大きいと診断できます。筋肉の限界を超えた状態で酷使すると、筋肉が損傷してしまうのです。
処置を施すまでは痛みで軽いジョギングすらもできないという状態だったのですが、処置直後に試しに近くの公園で軽く走ってもらうと、もう走れるようになっていました。Kくんも、「え!?さっきまでは歩く時も痛かったのに、今は全く痛くない!」と言っていました。
もちろんすぐに筋肉を活発に動かすことはできないので全力の走りはさせませんでしたが、軽く走る分には全然痛みが起こらなくなったとのことでした。
あまり無理はしない方がいいのですが高校駅伝の予選が2週間後に迫っているということだったので、いきなり練習に参加したりはせずにまずは軽く走ってみてもし痛みが来るようであればその時はすぐに施術を受けに来るようにと指導しました。
さらにその後3日おきに2回の処置を継続すると、1週間後には全力で走れるようになっていました。
そして先日、テレビ中継された高校駅伝の県予選を見ていたら、元気にトップ争いをしていたので嬉しくなりました。
整形外科に行くだけでは改善できなかったKくんの両足の太ももとふくらはぎの痛み

両足の太ももとふくらはぎの痛みの原因は?

太ももやふくらはぎの筋肉を痛めないためにすべきことは?
太ももやふくらはぎの痛みを訴える人はランニングをされている方に多いのですが、- 準備運動をしっかりとやる
- ランニングフォームを改善する
- 適度な練習を続けて筋肉を鍛える
放っておくと別の疾患に繋がることも…
しかし、太ももの外側が痛むという場合は早めに医師に相談し対処した方がいいでしょう。太もも外側の痛みというのは坐骨神経痛を引き起こす、もしくはもう引き起こしているという可能性があります。 坐骨神経は腰から足の先まで伸びている人体でも最も長い神経ですが、それが圧迫されると、太ももやふくらはぎだけでなく腰などにも痛みが波及します。そのままにしておくと慢性的な痛みを引き起こす原因となりますので、太もも外側の痛みには注意が必要です。当院での処置により両足の太ももとふくらはぎの痛みがなくなったKくん
