背中の痛み 腰痛がよく起こる筋肉 2013年08月25日 2019年09月10日 腰痛が起こりやすい筋肉(1)脊柱起立筋 腰痛が起こり安い筋肉をご紹介します。 腰痛の80%くらいはこれらの筋肉に起こっています。 あなたの腰痛の部分と合わせてみてください。 どの筋肉に問題が起こっているか大体見当が付くと思います。 骨が痛いように感じる場合がありますが、 これは筋肉が骨にくっついているためです。 (1)脊柱起立筋 1番目は背骨の脇にある背筋が痛んでいるケースです。 背骨の脇には『腸肋筋』『最長筋』という2本の太い『脊柱起立筋』があり、 歩行や立位などで脊柱をを立て姿勢を維持します。 この筋肉に問題が起こると次のような動作に問題が生じます。 ☑ 重いものを持つと痛みが起こる ☑ 靴下がはきにくくなる(体が前屈できない) ☑ 背中が曲がって猫背になる(筋肉の硬直) ☑ 朝背中が痛くてスクッと起きられない ☑ 座っていても背筋が真っすぐならない このような症状は背中の『脊柱起立筋』が 硬くなって起こるケースがほとんどです。 腰痛が起こりやすい筋肉(2)多裂筋 (2)多裂筋1 この筋肉は背骨にくっついていて、 立位や座位で脊柱を正し、姿勢を維持するときに使います。 この筋肉に問題があると 写真のように背骨のすぐ脇に痛みが見つかります。 また背骨にくっついているので、 押圧すると背骨が痛いと勘違いすることもよくあります 。神経がないので、 骨そのものに痛みが起こるとは考えられません。 ほとんどはこの多裂筋に問題が起こっています。 (2)多裂筋2 ヘルニアや脊柱間狭窄症、 すべり症などレントゲン検査で脊椎3~5番あたりに 異常があると診断された場合も、 痛みは多裂筋に起こっている可能性が高いです。 筋肉はレントゲンやMRIに写らないので、 整形外科で検査すると全部骨の問題になってしまいます。 写真の場合も病院での診断は「ヘルニア」でした。 確かに脊椎の周辺に痛みがあるので 「もしかしたら本当にヘルニアかも知れない」と思いましたが 実際は2回の施術で痛みが消えてしまいました。 この方法では骨の状態を改善することはできませんから、 実際に悪かったのは『多裂筋』だったことになります。 来院される方のほとんどは、 病院で「ヘルニア」「脊柱間狭窄症」「すべり症」「坐骨神経痛」など 骨に異常ありと診断されています。 レントゲンの結果ですからそれは間違いないことです。 しかしその85%が痛みの原因とは言えないことが 最近NHKの番組でも放送さえています。 これまで何千人もの人を施術してきましたが、 98%の確率で病院の診断とは関係なく痛みが消えます。 腰痛が起こりやすい筋肉(3)腸骨筋 (3)腸骨筋 本人は案外気が付かないでいる場合も多いのですが、 骨盤に沿ってお尻から陰部の方まで ずっと痛みが続いているケースが多くあります。 骨盤に沿って押圧するとかなりの激痛を感じます。 これは骨盤を支えている 『腸骨筋』という筋肉に問題が起こっています。 『腸骨筋』は足を踏み出すとき 太ももを持ち上げる、歩く、走る、階段を登るなど 歩行する時に必要な筋肉です。 ですから『腸骨筋』が痛むと次のような症状が現れます。 1)痛みが起こって長く歩けない 2)足が重く感じる 3)何となくよくつまずく 4)足が手前にこないので靴下がはきにくい 5)脇腹に痛み感じる ここを施術すると、 急に足が軽くなり、 靴下も自然に履けるようになってビックリします。 腰痛が起こりやすい筋肉(4)回旋筋 (4)回旋筋 (3)の『腸骨筋』が痛んでいると、 ほとんど間違いなくお尻にも痛みが見つかります。 お尻には『大殿筋』という大きな筋肉がありますが、 その奥に『小殿筋』『梨状筋』『内閉鎖筋」などの筋肉が 足の大腿骨にくっついています。 ほとんどの場合そこに問題があります。 (写真参考) それだけで終わりません。 太ももの外側筋肉も 広範囲に痛んでいるケースがたくさんあります。 歩くのに必要な筋肉が皆痛んでいるために、 長い時間歩けなかったり、 歩く姿勢がどうしても不自然になります。 この辺の問題は中々自分で見つけられないので、 一度相談頂いた方がいいと思います。 そのまま我慢し続けると、 どうにもならない状態に行きつきます。 以上、腰痛に多いパターンをご紹介しました。 腰痛の80%はこの中のどれかが原因している可能性が高いので、 参考にしていただければ幸いです。
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